特集 NASH2018
6 .糖尿病とNASH・NAFLD
添田 光太郎
1
,
植木 浩二郎
1
1国立国際医療研究センター研究所糖尿病研究センター
キーワード:
2型糖尿病
,
インスリン抵抗性
,
アディポネクチン
,
慢性炎症
,
腸内細菌
,
ピオグリタゾン
Keyword:
2型糖尿病
,
インスリン抵抗性
,
アディポネクチン
,
慢性炎症
,
腸内細菌
,
ピオグリタゾン
pp.45-52
発行日 2017年12月20日
Published Date 2017/12/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000198
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従来,いわゆる脂肪肝は非進行性の良性疾患であると考えられていたが,最近では,脂肪蓄積状態(NAFLD)から線維化(NASH)をきたし,肝臓癌の発生母地ともなりうる疾患としてとらえられるようになってきた.NAFLD/NASH は肥満やインスリン抵抗性を基盤として慢性炎症や酸化ストレス,小胞体ストレスが加わることによって進行していくが,糖尿病罹患者の大部分を占める2 型糖尿病においても内臓脂肪型肥満とインスリン抵抗性は主たる病態と位置付けられている.
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