特集 胆膵EUS の進歩
1 .EUS の基本事項
良沢 昭銘
1
,
谷坂 優樹
1
,
小畑 力
1
,
原田 舞子
1
,
小林 正典
1
1埼玉医科大学国際医療センター消化器内科
キーワード:
EUS
,
EUS‒FNA
,
interventional EUS
,
処置具
,
機器
Keyword:
EUS
,
EUS‒FNA
,
interventional EUS
,
処置具
,
機器
pp.1073-1079
発行日 2017年6月20日
Published Date 2017/6/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000053
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超音波内視鏡(EUS)は,胆膵疾患の画像診断に不可欠なモダリティーとなっており,専用スコープ,超音波観測装置とも十分な画質と多彩な機能を装備したものが市販されている.EUSガイド下に処置具を用いて行う診断,治療はinterventional EUS と呼ばれる.このうち,EUS‒FNA(超音波内視鏡ガイド下穿刺吸引術)は,これまでアプローチ困難であった部位に対する生検診断としての有用性がほぼ確立され,各社から穿刺針が市販されている.EUS ガイド下治療としては,膵周囲液体貯留ドレナージ,EUS ガイド下ドレナージ術などが行われている.しかし処置具については,現状ではEUS‒FNA 用穿刺針やERCP 関連手技用のものが代用されており,安全かつ確実な手技となるためには専用処置具の開発が急務である.
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