特集 透析室スタッフのコミュニケーション術
4.透析看護とコミュニケーション—「聞き書き」やセルフ・コンパッションの活用
剱持 貴史
1
,
岡 美智代
2
1群馬医療福祉大学看護学部
2群馬大学大学院保健学研究科
キーワード:
患者コミュニケーション
,
聞き書き
,
セルフ・コンパッション
Keyword:
患者コミュニケーション
,
聞き書き
,
セルフ・コンパッション
pp.1378-1383
発行日 2024年10月10日
Published Date 2024/10/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000003175
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本稿では,血液透析患者と看護師間のコミュニケーションの難しさに着目し,より円滑なコミュニケーションのための方法を紹介する.透析患者において,看護師をはじめとした透析スタッフとの関係性は,患者のストレス認知度に影響を与えるといわれている.一方,看護師もまた,患者とのコミュニケーションにストレスを感じることがある.透析患者との良好なコミュニケーションのためには,患者の多様な価値観を理解することなどが挙げられる.患者とのコミュニケーションを円滑にする方法として,「じっくりEASE(イーズ)プログラム」における「聞き書き」の活用や,看護師自身のセルフ・コンパッションを高めることは有用である.
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