特集 高齢者施設で生活する透析患者の実態
2.自宅以外で居住する透析患者の実態調査報告
下池 英明
1,6
,
村石 昭彦
2,6
,
百武 宏幸
3,6
,
金井 英俊
4,6
,
満生 浩司
5,6
1高橋内科クリニック
2村石循環器科・内科
3百武医院
4小倉記念病院
5原三信病院
6福岡県透析医会
キーワード:
透析
,
自宅以外生活
,
高齢化問題
,
実態調査
,
介護保険
Keyword:
透析
,
自宅以外生活
,
高齢化問題
,
実態調査
,
介護保険
pp.1135-1144
発行日 2024年8月10日
Published Date 2024/8/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000003114
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慢性維持透析患者の高齢化や独居患者の増加により自宅外居住患者が増加している.2017年に福岡県透析医会で「自宅以外で居住する患者の実態調査」を行ったところ,施設入所患者が5.2%であった.施設入所理由としては,介護関連のメリット以外に,「独居が不安」「通院が困難」の割合が高かった.今後も,透析患者の高齢化や独居者の増加により施設入所患者は増えていくと考えられ,透析患者が住み慣れた地域・施設での医療支援と通院を含めた生活支援を受けられるようなシステムを構築していく必要性が高まっている.
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