症例による透析患者の画像診断
維持血液透析患者に発症したまれな腎腫瘍の1例
坂口 美佳
1
,
坂野 恵里
2
,
西本 光寿
3
,
植村 天受
3
,
有馬 秀二
1
1近畿大学腎臓内科
2近畿大学泌尿器科
3耳原総合病院腎センター
キーワード:
腎癌
,
神経内分泌癌
,
血液透析
Keyword:
腎癌
,
神経内分泌癌
,
血液透析
pp.329-335
発行日 2024年3月10日
Published Date 2024/3/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002928
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透析患者は腎癌の発症リスクが一般人よりも高く,また,後天性腎囊胞に随伴して発症する透析腎特有の腎癌がある.透析患者の腎癌スクリーニングは,エビデンスは高くないが早期発見のために有用と考えられ,定期的に超音波などの画像検査を行っている施設も多い.今回,維持透析施設での画像検査で腎腫瘍が指摘され,精査の結果,腎神経内分泌癌(NEC;neuroendocrine carcinoma)と診断されたまれな腎腫瘍症例について報告する.
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