ケース・スタディ
左室肥大を伴う心不全を発症した維持血液透析患者の1 例
金子 真以
1
,
石淵 絹人
1
,
岩倉 孝政
1
,
深澤 洋敬
1
,
古谷 隆一
1
1磐田市立総合病院腎臓内科
キーワード:
カルニチン欠乏
,
心不全
,
BMIPP シンチグラフィー
,
血液透析
Keyword:
カルニチン欠乏
,
心不全
,
BMIPP シンチグラフィー
,
血液透析
pp.191-196
発行日 2020年2月10日
Published Date 2020/2/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001193
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症 例:51 歳,女性 主 訴:労作時呼吸困難 既往歴:27 歳・34 歳時に妊娠高血圧症,高血圧 内服薬:オルメサルタンメドキソミル(20 mg)1T 1X,ポリスチレンスルホン酸ナトリウム(5 g)2T 2X,セベラマー塩酸塩(250 mg)12T 3X,炭酸カルシウム(500 mg)3T 3X,シナカルセト塩酸塩(25 mg)2T 1X 生活歴:喫煙(-),飲酒(-) 現病歴:原疾患不明の末期腎不全のため48 歳時より血液透析導入となり,以後当院外来透析へ通院中であった.X 年に入り体重の著明な増加はないにもかかわらず,徐々に心胸郭比(CTR)の拡大を認め,労作時呼吸困難を認めるようになった.
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