特集 “透析看護”研究,論文発表に繫げよう!
2.ステップ2:研究会・学会で看護実践を発表する―発表に取り組むための準備とその実際(2)看護実践報告・研究の倫理審査
武田 貴美子
1
1佐久大学看護学部
キーワード:
研究倫理審査
,
インフォームド・コンセント
,
個人情報保護
Keyword:
研究倫理審査
,
インフォームド・コンセント
,
個人情報保護
pp.273-279
発行日 2024年3月10日
Published Date 2024/3/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002917
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人を対象とする医学系研究を行う場合「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」に則って進めることが求められている.この指針をもとに看護実践報告や事例研究における倫理審査の視点として,「社会的および学術的意義と科学的合理性」「研究対象者への十分な説明と自由意思に基づく同意」「弱い立場にある者への特別な配慮」「研究の対象となる個人情報の保護」について述べる.看護実践報告や事例研究は,その特徴から倫理的配慮が多岐にわたり必要となることを念頭におき,倫理指針に基づき研究者自身が倫理的妥当性を検討するとともに,倫理審査委員会からの判断を得ることは,研究対象者と研究者の双方にとって安全な研究につながる.
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