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第4章 循環器系に作用する薬剤
[降圧薬]
その他の降圧薬
神谷 千津子
1
1国立循環器病研究センター 産婦人科部
pp.679-683
発行日 2023年4月1日
Published Date 2023/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika131_679
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・中枢性交感神経抑制薬や血管拡張薬は,降圧治療の第一,第二選択薬ではないため,実臨床で使用する機会は少ない.
・中枢性交感神経抑制薬や血管拡張薬は,長い使用経験をもとに妊娠中内服の安全性が確立されているため,本邦では,妊娠中の降圧薬として用いられる頻度が高い.
・大規模研究で妊婦の適正な降圧治療が,妊娠アウトカムの改善につながることが示されている.妊娠中も140/85mmHg未満の血圧コントロールが望ましい.
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