HIF-PH阻害薬の使用症例集―使ってみて実感したHIF-PH阻害薬の特徴
HD患者でのESAから各種HIF-PH阻害薬切り替え-ロキサデュスタット,エナロデュスタット,ダプロデュスタットへの切り替え経験
中村 麻衣子
1
,
舩越 哲
1
1医療法人衆和会長崎腎病院
キーワード:
血液透析
,
ロキサデュスタット
,
ダプロデュスタット
,
エナロデュスタット
Keyword:
血液透析
,
ロキサデュスタット
,
ダプロデュスタット
,
エナロデュスタット
pp.113-117
発行日 2024年1月10日
Published Date 2024/1/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002869
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血液透析患者を含む慢性腎臓病患者では,赤血球造血刺激ホルモンであるエリスロポエチンの産生が低下することで,腎性貧血を発症する.治療薬としては,注射薬の赤血球造血刺激因子製剤(erythropoiesis stimulating agents;ESA)の投与や,鉄欠乏性貧血に対して鉄剤の補充などが行われてきた.一方で,一定量のESAを投与してもヘモグロビン(Hb)値が上昇しないESA抵抗性の腎性貧血が問題となっており,血液透析患者の死亡の独立した関連因子であることが報告されている.
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