症例による透析患者の画像診断
腹膜透析中に注排液困難となり,非典型的な所見を呈した大網巻絡の1 例
坂口 美佳
1
,
古林 法大
1
,
亀井 敬子
2
,
有馬 秀二
1
1近畿大学腎臓内科
2近畿大学外科
キーワード:
腹膜透析
,
注排液不良
,
大網巻絡
Keyword:
腹膜透析
,
注排液不良
,
大網巻絡
pp.1237-1241
発行日 2023年9月10日
Published Date 2023/9/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002717
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腹膜透析中の注排液困難は早期離脱の重要な原因の一つである.原因の鑑別診断にカテーテル造影は有用とされ,カテーテル閉塞や大網巻絡の鑑別に施行されることも多い.今回注排液困難の腹膜透析症例で,画像検査では特徴的な所見を認めず,手術施行前に診断が困難であった症例を経験したので報告する.
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