ケース・スタディ
難治性腹膜透析関連腹膜炎の1例
辻岡 卓也
1
,
山中 正人
1
,
宇都宮 聖也
2
,
喜多 秀仁
2
,
林 泰樹
2
,
三宅 毅志
2
,
泉 和良
2
,
藤原 敦子
2
,
川西 泰夫
2
1高松赤十字病院腎臓病総合センター腎不全外科
2高松赤十字病院腎臓病総合センター泌尿器科
キーワード:
腹膜透析
,
難治性腹膜透析関連腹膜炎
,
虫垂炎
Keyword:
腹膜透析
,
難治性腹膜透析関連腹膜炎
,
虫垂炎
pp.1352-1357
発行日 2022年9月10日
Published Date 2022/9/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002310
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症 例:71歳,男性 主 訴:腹膜透析排液混濁,発熱,腹部膨満感 既往歴:狭心症,2型糖尿病 家族歴:特記事項なし 生活歴:飲酒歴および喫煙歴なし 現病歴:糖尿病性腎臓病による末期腎不全のため69歳時に腹膜透析(PD)を導入し,外来定期通院中であった.PDカテーテル出口部感染の既往が2回あった.いずれも抗菌薬で保存的に加療軽快していた(1回目培養:Staphylococcus aureus,2回目培養:negative).今回,入院前日に腹部膨満感を自覚.入院当日に38.3℃の発熱,PD排液混濁が出現したため当院を受診した.
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