ケース・スタディ
嘔吐・下痢および全身紅斑を認めた認知機能低下非透析(急性腎障害)患者の1例
山下 由恵
1
,
岡 哲
1
,
錦戸 雅春
2
,
竹居 セラ
3
,
木下 博之
3
,
西野 友哉
4
1国立病院機構長崎医療センター腎臓内科
2国立病院機構長崎医療センター泌尿器科
3香川大学医学部法医学
4長崎大学病院腎臓内科
キーワード:
ホウ酸中毒
,
急性腎障害
,
血液透析
Keyword:
ホウ酸中毒
,
急性腎障害
,
血液透析
pp.339-345
発行日 2023年3月10日
Published Date 2023/3/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002499
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症 例:85歳,女性 主 訴:嘔吐,下痢,全身紅斑 既往歴:75歳時に胃癌(胃癌術後) 家族歴:特記事項なし 生活歴:独居.飲酒なし,喫煙なし 現病歴:軽度の認知機能低下があったがADLは自立しており独居であった.入院2日前から嘔吐,下痢が出現した.入院1日前に顔面の紅潮が出現し,市販の止痢剤を内服したが嘔吐,下痢が持続し食事摂取困難となった.入院当日家族が訪問した際に体動困難となっているところを発見し救急要請し,当院入院となった. 内服薬剤:ロスバスタチンカルシウム5 mg/day,アムロジピンベシル塩酸塩2.5 mg/day,d-クロルフェニラミンマレイン酸塩1 mg/day,エスゾピクロン1 mg/day,セレコキシブ100 mg/day,レバミピド100 mg/day
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