Japanese
English
綜説
Holter monitorの臨床応用と問題点
Clinical application and limitations of Holter continuous electrocardiography
岡本 登
1
Noboru Okamoto
1
1愛知県総合保健センター
1Aichi Prefectural Center of Health Care
pp.340-362
発行日 1981年4月15日
Published Date 1981/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404203746
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
一過性あるいは間歇性の不整脈や,短時間の狭心症発作の確認は,標準12誘導心電図検査では不可能に近く,長時間連続観察の必要がある。また健常者あるいは心臓患者について,歩行中,食事中,排便時,ゴルフ,会議や各種ストレス下あるいは睡眠中など,被検者を自然のまま日常生活中の精神身体症状と心電図変化を客観的に比較分析することは臨床的にきわめて有意義である。約20年前この長時間連続記録心電図が臨床的に実用化され1),記録器および解析装置の改良と共に近年急速に普及し,各種心疾患の診断および治療的評価に不可欠の検査法となった2〜17)。
以下,長時間連続記録心電図法の臨床的意義とその問題点について概説する。
Copyright © 1981, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.