ケース・スタディ
急性腹症をきたした腹膜透析患者の1例
櫻井 義大
1
,
古谷 麻衣子
1
,
倉重 眞大
1
,
丹野 有道
1
1東京慈恵会医科大学葛飾医療センター腎臓・高血圧内科
キーワード:
腹膜透析
,
SMA閉塞症
,
血管石灰化
,
造影剤
Keyword:
腹膜透析
,
SMA閉塞症
,
血管石灰化
,
造影剤
pp.387-393
発行日 2021年4月10日
Published Date 2021/4/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001685
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症 例:66歳女性 既往歴:特記事項なし 嗜好歴:喫煙歴なし,飲酒歴;X-35年以降禁酒 家族歴:腎疾患や膠原病の家族歴なし,その他特記事項なし 現病歴:X-38年から高血圧・慢性心房細動・肥大型心筋症で当院の循環器内科に通院していた.X-37年,血圧の左右差を指摘されたことを契機に高安動脈炎と診断された.右腕頭動脈・左総頸動脈・両側鎖骨下動脈の狭窄を認めるも,プレドニゾロン(PSL)10 mg/dayの内服で活動性は抑えられていた.X-20年にステロイド糖尿病,脂質異常症を指摘され,投薬加療を受けるようになった.
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