特集 バスキュラーアクセス―トラブルを少なくするために
10.バスキュラーアクセスと超音波診断
春口 洋昭
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1飯田橋春口クリニック
キーワード:
バスキュラーアクセス
,
超音波診断
,
作製と管理
Keyword:
バスキュラーアクセス
,
超音波診断
,
作製と管理
pp.817-824
発行日 2020年8月10日
Published Date 2020/8/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001351
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バスキュラーアクセス(VA)の作製・管理において超音波診断が普及してきている.超音波検査は,VA の作製においては,吻合に適切な動・静脈の同定と連続性を把握することに重要な役割がある.VA の管理面では,超音波検査の特性を生かすことで,機能評価と形態評価を総合的に判断することが可能であり,おもに経皮的血管形成術(PTA)の適応決定に有用である.また,近年はエコーガイド下穿刺等,穿刺の補助として,さまざまな透析施設で活用されるようになってきた.さらに,VA トラブル時に病態を把握し,適切な治療法を決定するためのツールとして必須となっている.
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