特集 血液透析導入の処方
10.緊急血液透析導入後のバスキュラーアクセスの作製と管理
春口 洋昭
1
1飯田橋春口クリニック
キーワード:
バスキュラーアクセス
,
血液透析導入
,
透析用カテーテル
Keyword:
バスキュラーアクセス
,
血液透析導入
,
透析用カテーテル
pp.201-206
発行日 2023年2月10日
Published Date 2023/2/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002462
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中心静脈カテーテル(CVC)で血液透析をした後に作製した自己血管使用皮下動静脈瘻(AVF)の穿刺までに要する日数の中央値は,欧米が46〜82日であるのに対し,日本では10日である.また,日本では,80%が15日以内にCVCから離脱している.その結果を元にして,日本において,カテーテル導入後のアクセス作製に関するフローチャートを作成した.年齢に応じて,早期穿刺と長期開存を天秤にかけて,バスキュラーアクセス(VA)の選択を行う.また,一時的なtunneled cuffed catheterへの移行も含めて,総合的に判断することも重要である.
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