特集 透析患者PADの最前線
8.切断術
菊池 恭太
1
1下北沢病院足病総合センター
キーワード:
下肢切断
,
小切断
,
歩行維持
,
下肢慢性創傷
,
糖尿病足病変
Keyword:
下肢切断
,
小切断
,
歩行維持
,
下肢慢性創傷
,
糖尿病足病変
pp.729-735
発行日 2020年7月10日
Published Date 2020/7/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001326
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切断術は,下肢切断(大切断)と足部切断(小切断)に大別される.透析や糖尿病による下肢慢性創傷が増加するに伴い,大切断を回避すべく下肢救済医療も集学的な治療により発展し多くの足が救肢されるようになったが,それでも切断術がなくなることはない.また小切断も含めて考えれば下肢慢性創傷治療における切断術はしばしば必要な治療選択の一つでもある.gaitsalvage のためには,大切断の回避,必要最小限の小切断にとどめた創傷治癒,治療期間中の身体機能維持,治癒後の創傷再発リスク管理が必要となる.このためには切断術が足部や歩行に与える影響を十分考慮したうえで適切かつ上手に行われることが重要である.
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