特集 チームで挑む透析患者のフットケア
15.整形外科医の足病変の関与
生駒 和也
1
,
牧 昌弘
1
,
高橋 謙治
1
1京都府立医科大学大学院医学研究科運動器機能再生外科学(整形外科)
キーワード:
糖尿病足病変
,
大切断
,
小切断
,
壊疽
,
足部潰瘍
Keyword:
糖尿病足病変
,
大切断
,
小切断
,
壊疽
,
足部潰瘍
pp.1103-1107
発行日 2024年7月10日
Published Date 2024/7/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000003096
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透析患者は末梢動脈疾患(PAD)の合併が高く,下肢壊疽,足部潰瘍を生じるリスクが高い.感染を合併すると下肢切断を生じる恐れが高く,下肢切断に至ると歩行機能および生命予後が不良となる.大切断を回避すべく集学的な治療により多くの足の救済が可能になったが,小切断を含めて切断術は必要な治療法の一つである.大切断を回避することで歩行機能を温存することができる.小切断では切断部位による足部や歩行に与える影響を考慮する必要がある.創傷がコントロールできなくなる前から早期の整形外科へのコンサルトが必要である.
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