OPINION
救急医がみた透析の世界
服部 憲幸
1
1千葉大学大学院医学研究院救急集中治療医学
pp.527-528
発行日 2020年6月10日
Published Date 2020/6/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001282
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私は2002年に千葉大学医学部を卒業し,救急医になった.新臨床研修制度が導入される2 年前で,いわゆるストレートで千葉大学医学部附属病院救急部(現救急科)に入局した.以後10年間,ひたすらに救急と集中治療の研鑽を積んだ.転機となったのは2012年.当時教授として教室を主宰されていた織田成人先生(現千葉大学名誉教授)から人工腎臓部の担当を言い渡された(千葉大学は全国でも珍しく救急部が透析部門の運営を始めた.そのため現在も救急科が人工腎臓部の運営の多くを担っている).そのときのことは今も鮮明に覚えている.気づけばあれから8 年,救急および集中治療の仕事と並行して透析患者の診療にも当たる日々が続いている
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