新春対談
世界からみた日本の医学
木村 淳
1
,
木村 彰男
2
1アイオワ州立大学医学部神経科
2慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター
pp.188-193
発行日 2003年2月10日
Published Date 2003/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100756
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木村彰男 木村淳先生は電気生理学の大家,世界の第一人者ですが,今日はいつもとちょっと趣を変えて電気生理の話は横におきまして,「世界からみた日本の医学」をテーマに,日米医学の違い,国際社会における日本の医学とリハビリテーション医学などのお話をおうかがいしたいと思っております.木村先生は世界神経学会の理事長として日々世界を駆けめぐり,また現在,先生はアイオワ大学で教鞭をとっておられ,日本にいるよりも外国にいることのほうが多いという生活をしておられます.
先生は米国に行かれて,確か今年で40年とお聞きしていますが,その間の10年間は京都大学の教授として日本の医学教育にも携わってこられました.そこでまず最初に,日米の大学医学部の違い,学生の気質の違いについての率直な印象をお聞かせいただけますか.(編集室註;木村淳先生,木村彰男先生は同姓ですので,文中ではそれぞれ淳,彰男としました.)
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