特集 標準血液透析を再考する―最良の透析処方・管理技術とは
12.透析患者のデータ管理技術
石森 勇
1
,
村上 淳
1
1東京女子医科大学臨床工学部
キーワード:
透析支援システム
,
データ管理
,
業務の効率化
,
治療の安全性と質の向上
Keyword:
透析支援システム
,
データ管理
,
業務の効率化
,
治療の安全性と質の向上
pp.1193-1198
発行日 2019年8月10日
Published Date 2019/8/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001023
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透析支援システムは,透析治療の実施,透析装置の管理を行うだけでなく,患者の管理に活用することもできる.透析支援システムを上手に活用することで,業務の効率化,治療の安全性と質の向上が期待できる.血液透析装置に関する通信共通プロトコルVer.4.0 が定められ,透析装置と支援システム間で双方向に情報のやりとりを行うことができるようになった.しかし,高度なデータ管理を行うためには,通信共通プロトコルで規定されるデータのみでは不十分であり,現状では透析支援システムと透析装置メーカを同一とせざるをえない.透析支援システムには多くのデータが集積される.このデータを使いこなすには,データを適切に管理・活用する能力が求められる.
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