特集 透析医療における情報技術の進歩・展開
1.血液透析装置・システムからのデータ活用(2)電子カルテとのリンクの可能性
江刺 志穂
1
,
政金 生人
2
1清永会矢吹病院・臨床工学技士
2清永会本町矢吹クリニック腎臓内科
キーワード:
電子カルテシステム
,
透析支援システム
,
医療事故低減
,
業務効率化
Keyword:
電子カルテシステム
,
透析支援システム
,
医療事故低減
,
業務効率化
pp.1193-1198
発行日 2017年8月10日
Published Date 2017/8/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000000153
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電子カルテシステム(電子カルテ)は従来の紙カルテと異なり,医師の指示を繰り返しチェックできる仕組みや,入力ログの記録から改竄を防止する仕組みを可能にしたもので,日常診療の効率化のみならず,質の高い医療の提供が可能である.一方,透析医療においては,さまざまな機能が盛り込まれた透析支援システムが開発され,透析治療における医療事故低減や業務の効率化が可能となった.これからの透析医療において,患者により安全な治療を円滑に提供するために電子カルテと透析支援システムの有機的な連携が重要となる.
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