特集 多職種連携による在宅透析医療―コメディカルの役割
3.腹膜透析(PD)(3)現状と臨床工学技士の役割
髙橋 真理子
1
,
中村 理恵
1
,
今村 吉彦
1
1日産厚生会玉川病院臨床工学科・臨床工学技士
キーワード:
保守管理
,
患者指導
,
データ管理
,
遠隔モニタリング
,
タスクシェア
Keyword:
保守管理
,
患者指導
,
データ管理
,
遠隔モニタリング
,
タスクシェア
pp.485-490
発行日 2025年5月10日
Published Date 2025/5/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000003396
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近年,多様性に富む治療へと発展している腹膜透析(PD)へ臨床工学技士(CE)の参画が期待されているが,業務内容が明確に確立されていないのが現状である.しかしながら業務実態調査2023によるとCEのかかわりは増加傾向であり,CEの活躍の場が広がっていることが明らかとなった.CEがかかわっているPD業務として保守管理,指導・教育,検査データ管理,遠隔モニタリング,在宅訪問,療法選択支援の六つについて当院のPD業務を中心に考えを述べた.チーム医療の一員として,CEの専門性をいかしたかかわりを通してCEが担う役割は大きい.医師や看護師と協働して連携を深めることが重要であり,タスクシェアについては各施設の実状に合わせた検討が必要である.

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