特集 小児腎不全―移行期医療の管理
6.小児における保存期からの腎代替療法選択
服部 元史
1
1東京女子医科大学腎臓小児科
キーワード:
小児
,
末期腎不全
,
腎代替療法
Keyword:
小児
,
末期腎不全
,
腎代替療法
pp.1111-1117
発行日 2018年8月10日
Published Date 2018/8/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000000637
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
小児腎不全診療では,保存期腎不全の時期から,成人期へ移行することを見据えた子どもたちの生涯にわたる腎不全治療計画を立てることが肝要である.小児における腎代替療法(renal replacement therapy;RRT)の選択に際しては,年齢,体格,生体腎ドナーが身近にいるかどうか,家族の都合,本人の就学・進学などを総合的に勘案する必要がある.本稿では,本邦小児におけるRRT の選択状況,小児で腹膜透析や先行的腎移植が選択される理由,血液透析が困難な理由,RRT の準備と留意点,そして透析導入基準と献腎移植による先行的腎移植について概説した.
Copyright © 2018, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.