特集 小児腎不全―移行期医療の管理
5.小児腎不全患者への看護の特性
北村 由起子
2,3
,
井上 三奈枝
2
,
幡谷 浩史
1
1東京都立小児総合医療センター総合診療部,腎臓内科
2東京都立小児総合医療センター看護部・専門外来看護師
3小児看護専門看護師
キーワード:
移行プログラム
,
移行期看護外来
,
医療サマリー
Keyword:
移行プログラム
,
移行期看護外来
,
医療サマリー
pp.1103-1110
発行日 2018年8月10日
Published Date 2018/8/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000000636
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慢性疾患をもって成人期を迎える患者においては,小児期医療から成人期医療への移行が必要である.成人移行期支援を進めるために,移行プログラムを用いて15 歳以上の患者に対して移行期看護外来を開始した.ここでは,年齢に見合ったヘルスリテラシーの程度,メンタルヘルスの維持や,周囲との関わりについて患者に確認している.移行期看護外来での看護師の役割において大切なことは,患者が自律・自立して社会生活を送ることができるように,患者自身の意識の変化が起こるような関わりをもつことである.チェックリストや医療サマリーを患者自身が作成し,患者が成人期医療へ移行できるよう,多職種と連携しながら取り組んでいく必要がある.
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