特集 —withコロナ—かぜ診療の心得アップデート
【各論】
—患者特性に応じたかぜ診療—❾小児のかぜ
継 仁
1
,
今井 丈英
2
,
小松﨑 英樹
3
1継醫院
2山口小児クリニック
3小児科皮膚科こまつざき医院
キーワード:
かぜ
,
受診理由
,
全身状態の把握
,
病態把握
,
重症例の紛れ込み
Keyword:
かぜ
,
受診理由
,
全身状態の把握
,
病態把握
,
重症例の紛れ込み
pp.203-207
発行日 2022年2月15日
Published Date 2022/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429203600
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Case
患者:2歳、男児。
現病歴:発熱、咳嗽および喘鳴を主訴に、母親に連れられて来院。数日前から鼻汁と咳嗽を認め、今朝から発熱が出現し、息苦しそうであったため受診した。意識は清明。❶体温37.8℃。❷脈拍数120回/分、整。❸呼吸数48回/分。❹SpO2 98%(room air)。❺毛細血管再充満時間1秒。呼気性喘鳴を聴取する。顔色はやや不良で、口唇チアノーゼは認めない。咽頭発赤を認める。胸骨上部と肋間に陥没呼吸を認める。
Ⓠ上記の下線部のうち緊急性が高いことを示唆するのはどれか? ※ 解答・解説は後述(p.205)(第115回医師国家試験B問題30より)
Copyright © 2022, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.