特集 維持透析患者の喪失感―理解・克服への支援
6.看護師がみる透析患者の喪失感(1)透析開始間もなくの患者(透析導入期)
岡山 ミサ子
1
,
片村 幸代
2
,
松井 美幸
1
,
山本 享代
1
1名古屋記念財団ホスピーグループ腎透析事業部・看護師
2医療法人新生会十全クリニック・看護師
キーワード:
危機介入
,
透析導入期
,
出来事の知覚
,
社会的支持
,
対処機制
Keyword:
危機介入
,
透析導入期
,
出来事の知覚
,
社会的支持
,
対処機制
pp.1353-1360
発行日 2017年9月10日
Published Date 2017/9/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000000186
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
透析導入期は,喪失という危機を乗り越え,透析と生活を再調整しその後の人生に適応することを余儀なくされる.患者は身体面・精神面・社会面での変化が激しく,喪失に伴う言動・反応・行動を示す.看護師はそれらに伴うサインを見逃さないで,早期に介入することが必要である.危機回避・介入の援助においては,出来事の現実的な知覚,社会的支持,対処機制を三つの視点でアセスメントし,支援していく.
Copyright © 2017, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.