症例による透析患者の画像診断
可逆性後頭葉白質脳症(posterior reversible encephalopathysyndrome;PRES)を呈した維持透析患者
齊藤 弥積
1
,
山本 泉
1
,
横尾 隆
1
1東京慈恵会医科大学腎臓・高血圧内科
pp.699-703
発行日 2017年6月10日
Published Date 2017/6/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000000072
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はじめに 可逆性後頭葉白質脳症(posterior reversible encephalopathy syndrome;PRES)は,おもに後頭葉白質を中心とした可逆性の皮質下血管性浮腫をきたす疾患群である.明確な診断基準はなく,頭痛,痙攣,視覚異常,神経障害などの臨床症状と,特徴的な頭部MRI 画像所見を有する.今回われわれは,PRES を呈した維持透析患者の一例を経験したので報告する.
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