特集 創造する透析医療―新たなmodalityへの期待と課題
2.新たな技術(モニタリング)(1)血管アクセス穿刺に超音波モニタを必要とする患者は限定できるのか?
下池 英明
1
,
平山 遼一
1
,
真﨑 優樹
1
1高橋内科クリニック
キーワード:
エコー
,
アクセス穿刺
,
血液透析患者
Keyword:
エコー
,
アクセス穿刺
,
血液透析患者
pp.639-645
発行日 2017年6月10日
Published Date 2017/6/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000000055
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最近,透析導入患者の高齢化,糖尿病での導入患者の増加,長期透析患者の増加により穿刺困難患者が増加してきている.その対策としてアクセス穿刺に超音波モニタ(以下,エコー)が用いられるようになり,その有用性が報告されている.エコーを用いた穿刺(以下,エコー穿刺)の特徴は,血管や周囲組織,穿刺針の状態を実際に見ながら穿刺が可能な点にある.エコー穿刺の適応は,穿刺困難血管,安全性を考慮した穿刺が必要なとき,血管壁損傷回避目的などである.
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