投稿論文 症例集積研究
開腹肝臓切除術後における病棟帰室後の集中治療室入室症例の検討
伊藤 志緒乃
1
,
長嶺 祐介
,
片倉 友美
,
天野 れい奈
,
宮下 徹也
,
後藤 隆久
1横浜市立大学附属病院 麻酔科
キーワード:
ICU
,
開腹術
,
肝細胞癌
,
肝切除
,
コホート研究
,
入院期間
,
院内死亡率
,
後向き研究
Keyword:
Carcinoma, Hepatocellular
,
Retrospective Studies
,
Hospital Mortality
,
Length of Stay
,
Laparotomy
,
Cohort Studies
,
Hepatectomy
,
Intensive Care Units
pp.1008-1012
発行日 2022年9月10日
Published Date 2022/9/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2022285102
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開腹肝臓切除術後において、一般病棟帰室後に、病状の悪化のために集中治療室に再入室した症例を調査した。対象患者は386名、年齢の中央値は70歳、病棟帰室後の集中治療室再入室は13症例(3.4%)であった。入室理由は出血が最多であった。在院日数は再入室あり群で長期化した。死亡症例(3症例)はすべて再入室症例であった。集中治療室再入室は、開腹肝臓切除術後患者の予後に大きく関連する因子であると考えられた。
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