臨床と研究
低侵襲冠状動脈バイパス術における心臓リハビリテーション
高橋 陽
1
,
山内 昭彦
,
田淵 正樹
,
鳥塚 大介
,
新崎 修
,
玉城 正弘
,
嘉数 真教
,
伊集 勝亮
,
久米 みつる
,
崎濱 正吾
,
又吉 勇太
1豊見城中央病院 リハビリテーション科
キーワード:
ICU
,
Glycosylated Hemoglobin A
,
心臓血管疾患
,
糖尿病
,
入院期間
,
冠状動脈バイパス術
,
握力
,
最小侵襲手術
,
後向き研究
,
手術時間
,
心臓リハビリテーション
Keyword:
Cardiac Rehabilitation
,
Coronary Artery Bypass
,
Cardiovascular Diseases
,
Diabetes Mellitus
,
Glycated Hemoglobin A
,
Length of Stay
,
Intensive Care Units
,
Retrospective Studies
,
Hand Strength
,
Minimally Invasive Surgical Procedures
,
Operative Time
pp.483-487
発行日 2017年7月1日
Published Date 2017/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2017304627
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2015年1月~2016年12月に施行した多枝バイパス手術を含む低侵襲冠状動脈バイパス術(MICS CABG)14例(全例男、平均年齢66.0±12.2歳)と心拍動下冠状動脈バイパス術(OPCAB)46例(男34例、女12例、平均年齢67.8±11.2歳)を対象に、リハビリテーション進捗状況、術後在院日数を比較調査した。手術時間はOPCAB群294.3±68.1分と比較してMICS CABG群は414.5±136.0分と有意に長かったが、グラフト開存率はそれぞれ98.9%・95.1%とどちらも成績良好であった。立位開始日数・歩行開始日数・術後歩行自立日数は両群間で有意差を認めなかったが、術後在院日数はOPCAB群17.5±7.7日と比較してMICS CABG群は14.3±3.8日と有意に短かった。
©Nankodo Co., Ltd., 2017