投稿論文 症例報告
妊娠33週の肺水腫を契機に診断された左房心臓腫瘍の周術期・集中治療管理の経験
桑原 香折
1
,
菅原 陽
,
長嶺 祐介
,
安西 晃子
,
横山 暢幸
,
濱田 貴子
,
高木 俊介
,
後藤 隆久
1国立病院機構横浜医療センター 麻酔科
キーワード:
胸部X線診断
,
血管肉腫
,
心臓腫瘍
,
心房
,
帝王切開術
,
妊娠合併症-腫瘍性
,
妊娠後期
,
肺水腫
,
クリティカルケア
,
経食道心エコー図
Keyword:
Heart Neoplasms
,
Echocardiography, Transesophageal
,
Heart Atria
,
Radiography, Thoracic
,
Pregnancy Complications, Neoplastic
,
Pulmonary Edema
,
Pregnancy Trimester, Third
,
Critical Care
,
Hemangiosarcoma
,
Cesarean Section
pp.601-605
発行日 2022年6月10日
Published Date 2022/6/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2022245827
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22歳の女性で妊娠33週に呼吸困難を伴う肺水腫を契機に、左房心臓腫瘍が診断された。緊急帝王切開を施行後、4日後に心臓腫瘍摘出術を施行した。心臓腫瘍合併妊娠はまれであるが、妊娠経過による循環動態変化に伴って症状は複雑化する。関連各科の意見を統合することで安全な周術期・集中治療管理を行うことができた。
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