投稿論文 紹介
蘇生の歴史 呼吸機能の解明 Ralph Bathurst:救命の記録
浅井 隆
1
1獨協医科大学埼玉医療センター 麻酔科
キーワード:
蘇生
,
肖像画
,
医学史(1601-現在)
,
ウィリス, T.
,
バサースト, R.
Keyword:
Resuscitation
,
Portraits as Topic
,
History, Modern 1601-
pp.439-445
発行日 2022年4月10日
Published Date 2022/4/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2022140594
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ラルフ・バサースト(1620-1704年)は、司祭に叙階されたのち医学を学び、オックスフォード哲学クラブに所属し、そこにおいてさまざまな科学的研究を行った。1650年に、バサーストがオックスフォードの知人とともに、絞首刑になった女性アン・グリーンの救命処置を行った記録が残されている。ヨーロッパにおいて、主に溺水者の蘇生が行われ始めた18世紀中頃の100年以上前に行われた救命処置となる。
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