投稿論文 紹介
蘇生の歴史 呼吸機能の解明 Robert Boyle 空気の実験
浅井 隆
1
1獨協医科大学埼玉医療センター 麻酔科
キーワード:
気圧
,
空気
,
呼吸
,
真空
,
蘇生
,
医学史(1601-現在)
,
原子
Keyword:
Resuscitation
,
Air
,
Air Pressure
,
Vacuum
,
Respiration
,
History, Modern 1601-
pp.884-892
発行日 2022年8月10日
Published Date 2022/8/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2022250888
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ロバート・ボイルは、ロバート・フックとともに開発した実験装置を用い、空気は濃縮したり希釈したりすることが可能で、空気の体積と圧とは反比例すること(ボイルの法則)を発見した。そして、空気も水も単一の元素ではなく、より小さな単位、すなわち原子や原子の集まりで構成されていることを示し、魚などの水生生物は、水中の微量の空気により生命を維持しているとのジョージ・エントやラルフ・バサーストらの説が正しかったことを証明した。
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