投稿論文 紹介
蘇生の歴史 呼吸機能の解明 Galileo Galileiの実験とRobert Fluddの錬金術
浅井 隆
1
1獨協医科大学埼玉医療センター 麻酔科
キーワード:
吸引術
,
空気
,
元素
,
呼吸
,
真空
,
錬金術
,
肖像画
,
医学史(1601-現在)
,
ガリレイ, G.
,
フラッド, R.
Keyword:
Elements
,
Suction
,
Air
,
Alchemy
,
Vacuum
,
Respiration
,
Portraits as Topic
,
History, Modern 1601-
pp.559-570
発行日 2021年5月10日
Published Date 2021/5/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2021207873
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17世紀初頭にピエール・シャロンの懐疑主義的な思想が大きな影響をもつようになり、アリストテレスを中心とする古典の知識体系を絶対視する態度に疑問がもたれるようになった。ガリレオ・ガリレイは、実験によりアリストテレスの4元素説を否定した。またロバート・フラッドは、錬金術的実験により、ものを燃やすと元素であるはずの空気の一部が消費されてなくなる、との正しい解釈をした。
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