投稿論文 紹介
蘇生の歴史 呼吸機能の解明 Pierre Gassendiによる原子論の復活
浅井 隆
1
1獨協医科大学埼玉医療センター 麻酔科
キーワード:
呼吸
,
肖像画
,
医学史(1601-現在)
,
原子
,
エピクロス
,
ガッサンディ, P.
Keyword:
Respiration
,
Portraits as Topic
,
History, Modern 1601-
pp.669-675
発行日 2021年6月10日
Published Date 2021/6/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2021256352
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16世紀末まで、アリストテレスの4元素説および虚無(真空)の存在否定説は学者らから絶対視されてきたが、17世紀中旬に、ピエール・ガッサンディ(Pierre Gassendi、1592-1655年)は、ピエール・シャロンおよびガリレオ・ガリレイと同様に、アリストテレス説は誤りで、虚無は存在するとの解釈をした。そして、古代ギリシャ時代のエピクロスによる原子論を復活させ、また分子という新たな概念を追加した。
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