投稿論文 紹介
蘇生の歴史 呼吸機能の解明 Robert Boyle 呼吸機能の研究
浅井 隆
1
1獨協医科大学埼玉医療センター 麻酔科
キーワード:
呼吸
,
酸素
,
心停止
,
蘇生
,
医学史(1601-現在)
,
Potassium Nitrate
,
ボイル, R.
Keyword:
Resuscitation
,
Heart Arrest
,
Oxygen
,
Respiration
,
History, Modern 1601-
,
Potassium Nitrate
pp.1048-1053
発行日 2022年9月10日
Published Date 2022/9/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2022285110
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ロバート・ボイルは彼が開発した実験装置を用い、容器内の空気量を減らすほど、容器内の火が消えるまでの時間および動物が窒息死するまでの時間が短くなることを示した。彼は、空気中の何かの成分が動物の生命維持に必要であり、呼吸によりその成分を体内に取り込んでいると解釈した。そして、その成分は硝石ガスではなく、ほかの何かであると考えたが、それが何かを見つけることはできなかった。
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