投稿論文 症例報告
口峡部の狭小化を伴い経口挿管が不可能なピエールロバン症候群の麻酔経験
土谷 妙
1
,
鎌田 康宏
,
桶谷 章夫
,
佐藤 通子
,
山蔭 道明
1日鋼記念病院 麻酔科
キーワード:
Pierre Robin症候群
,
MRI
,
全身麻酔
,
気管内挿管法
,
椎間板ヘルニア
,
Remifentanil
,
Sevoflurane
,
挿管困難症
Keyword:
Anesthesia, General
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Intervertebral Disc Displacement
,
Intubation, Intratracheal
,
Remifentanil
,
Sevoflurane
,
Pierre Robin Syndrome
pp.1353-1356
発行日 2021年12月10日
Published Date 2021/12/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2022069471
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症例は24歳の男性で、出生時にピエールロバン症候群(Pierre Robin syndrome:PRS)と診断されていた。PRSに伴う一般的な合併症である小顎のほかに、軟口蓋による口峡部(口腔と咽頭の境界)の狭小化という特有の合併症を認めたため、経口挿管不可能であった。困難気道ではあるものの経鼻挿管で安全に麻酔管理ができた。症例の術前精査と検討が重要である。
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