投稿論文 短報
睡眠時無呼吸症候群を伴うクリッペル・フェール症候群患児の気道管理にビデオ喉頭鏡が有効であった1症例
久保田 実怜
1
,
北山 眞任
,
松本 杏菜
,
斎藤 淳一
,
廣田 和美
1弘前大学 大学院医学研究科麻酔科学講座
キーワード:
Klippel-Feil症候群
,
睡眠時無呼吸症候群
,
X線診断
,
咽頭扁桃
,
喉頭鏡法
,
全身麻酔
,
アデノイド切除
,
気管内挿管法
,
鼻咽頭疾患
,
肥大
,
扁桃摘出術
,
Remifentanil
,
Sevoflurane
,
口蓋扁桃肥大
,
電子内視鏡
Keyword:
Anesthesia, General
,
Sleep Apnea Syndromes
,
Tonsillectomy
,
Adenoidectomy
,
Adenoids
,
Nasopharyngeal Diseases
,
Klippel-Feil Syndrome
,
Laryngoscopy
,
Hypertrophy
,
Intubation, Intratracheal
,
Remifentanil
,
Sevoflurane
,
Radiography
pp.1080-1083
発行日 2020年10月10日
Published Date 2020/10/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2021033168
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5歳男児。滲出性中耳炎に対し前医で両側鼓膜チューブ挿入術を施行されたが、チューブが脱落して中耳炎の改善がみられず、当院に紹介された。口蓋扁桃肥大とアデノイド増殖を伴う睡眠時無呼吸症候群(SAS)を認めたため、鼓膜チューブ挿入に加え両側口蓋扁桃摘出およびアデノイド切除術を予定した。幼児であるため意識下挿管は困難と考え、ビデオ喉頭鏡を使用した。また、SASを合併しているため自発呼吸下での吸入麻酔薬による緩徐導入は息ごらえや換気困難による酸素飽和度低下のリスクが高いと考え、静脈路を確保したうえでの急速導入を選択し、良好な結果が得られた。
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