投稿論文 症例対照研究
オピオイドフリーの術後管理が胸部外科手術後の悪心・嘔吐の発生に与える影響 傾向スコアマッチングを用いた後ろ向きコホート研究
久保 飛鳥
1
,
熊野 夏美
,
柳田 大輔
,
廣井 一正
,
上原 健司
1国立病院機構岩国医療センター 麻酔科
キーワード:
Fentanyl
,
危険因子
,
胸部外科
,
硬膜外鎮痛
,
コホート研究
,
術後管理
,
術後痛
,
多剤併用療法
,
後向き研究
,
術後悪心・嘔吐
,
Ropivacaine
,
傾向スコア
Keyword:
Fentanyl
,
Retrospective Studies
,
Risk Factors
,
Cohort Studies
,
Analgesia, Epidural
,
Pain, Postoperative
,
Ropivacaine
,
Postoperative Care
,
Drug Therapy, Combination
,
Thoracic Surgical Procedures
,
Propensity Score
,
Postoperative Nausea and Vomiting
pp.1303-1309
発行日 2021年12月10日
Published Date 2021/12/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2022069462
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胸部外科手術242症例を対象とし、オピオイドフリーの術後疼痛管理が術後悪心・嘔吐(postoperative nausea and vomiting:PONV)の発生頻度に与える影響を後方視的に評価した。PONVに影響を与える因子を共変量として1対1の傾向スコアマッチングを用いて、硬膜外投与薬物でフェンタニル群(ロピバカインにフェンタニルを添加)と局所麻酔薬群(ロピバカイン単独)の各群77症例を比較した。2群間でPONVの発生頻度に有意差は認めなかった(27.3% vs 28.6%、P=1.00)。
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