発行日 2007年9月1日
Published Date 2007/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2008008060
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43歳男。患者は呼吸困難を主訴とした。2003年に肺炎および心不全にて経口挿管となり、2004年1月に気管切開が施行された。70日間の人工呼吸管理を受けたが、7月末に呼吸不全で経口挿管となり、気管支鏡で気管狭窄が発見された。そのため、狭窄部の挿管チューブを7.5mmから8.5mmに交換し、8月中旬に抜管した。しかし、3日後に呼吸不全となり、経口挿管となった。更に9月にVSDパッチ閉鎖術が行なわれたが、10月には7mm程度の狭窄が発見され、11月に手術が施行された。狭窄部を超えて7.5mmスパイラルチューブを経口挿管した結果、術後24日目に気管支鏡検査で吻合部に狭窄がないことが確認され、退院となった。目下、術後3ヵ月の気管支鏡検査でも良好な開存が認められ、外来にて通院中である。
©Nankodo Co., Ltd., 2007