特集 ペット咬創への初期治療と機能・整容の改善[1]-統計・総論、その他-
動物咬創の治療方針
荻野 浩希
1
,
岩瀬 わかな
1労働者健康安全機構関東労災病院 形成外科
キーワード:
ドレナージ
,
Globulins
,
イヌ
,
狂犬病
,
狂犬病ワクチン
,
咬傷と刺傷
,
洗浄療法
,
デブリードマン
,
ネコ
,
破傷風
,
破傷風トキソイド
,
皮膚
,
縫合法
,
予防接種
,
感染予防管理
,
Amoxycillin-Clavulanic Acid
,
Sultamicillin
,
創傷被覆材
Keyword:
Bites and Stings
,
Suture Techniques
,
Tetanus Toxoid
,
Skin
,
Infection Control
,
Therapeutic Irrigation
,
Globulins
,
Tetanus
,
Vaccination
,
Rabies
,
Rabies Vaccines
,
Dogs
,
Drainage
,
Debridement
,
Cats
,
Amoxicillin-Potassium Clavulanate Combination
,
Sultamicillin
pp.131-137
発行日 2021年2月10日
Published Date 2021/2/10
DOI https://doi.org/10.18916/J00398.2021157793
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動物咬創に対する治療法について解説した。処置を始める前に、受傷日時、場所、加害動物、受傷機転、受傷直後の処置内容を確認する。洗浄は水道水で十分であるが、教科書的には生理食塩水を用いる。原則開放療法が望ましいが、咬創の種類により一期的に創閉鎖を行う場合もある。また、ドレッシングは眼・口唇などを除いてポビドンヨードゲルを外用後、生食ガーゼ・乾ガーゼで覆いwet to dry dressingしてドレナージを促す。動物咬創の外来治療では、創が落ち着くまで連日通院させ感染がないことを確認する。創が落ち着くまでポビドンヨードゲルとwet to dry dressingを続ける。
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