特集 肥満と産婦人科疾患―最新知見と実践アプローチ
Ⅳ.最新の肥満医療
2.漢方薬
甲斐 冴
1
,
武田 卓
1
S. Kai
1
,
T. Takeda
1
1近畿大学東洋医学研究所/同 医学部産科婦人科学教室
pp.255-262
発行日 2026年3月1日
Published Date 2026/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003761
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
日本では肥満が増加傾向にあり,健康寿命の低下に伴う医療費増大や労働生産性の低下など社会問題となっている。一般的に減量治療は,食事や運動などの生活習慣を改善することが基本であるが,それでも効果を認めない場合には薬物治療が適応となる場合がある。抗肥満薬については,管理や副作用の点から実際の使用について問題点も多く,漢方薬が使用されることがある。日本では防風通聖散や防己黄耆湯,大柴胡湯などが使用されることが多く,それぞれに脂肪蓄積に対する効果や特徴があることが知られている。ただし,漢方薬についても肝機能障害や長期使用者に多い腸間膜静脈硬化症など,注意すべき副作用があり,適切に使用・管理を行う必要がある。

Copyright © 2026, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.

