特集 肥満と産婦人科疾患―最新知見と実践アプローチ
Ⅳ.最新の肥満医療
3.肥満症治療薬
前田 法一
1
N. Maeda
1
1近畿大学医学部内分泌・代謝・糖尿病内科(主任教授)
pp.263-268
発行日 2026年3月1日
Published Date 2026/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003762
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肥満症治療薬の開発の歴史は長く,1940年代にまで遡ることができる。これまで15種類程度が開発されてきたが,その大半が食欲中枢に作用するもので,自殺企図や自殺未遂など精神疾患の副作用が強く,多くが発売中止となってきた経緯がある。そして,21世紀初頭に2型糖尿病治療薬として開発された消化管ホルモン(インクレチン)を標的とした薬剤の一部に減量効果を有することが明らかになり,新規肥満症治療薬としてのブレイクスルーにつながった。

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