特集 ここまでできる! 産婦人科外来での排尿障害診療
各論
1.骨盤臓器脱に伴う排尿障害と保存的管理
可世木 華子
1
H. Kaseki
1
1日本医科大学女性診療科・産科(助教)
pp.115-121
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003726
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骨盤臓器脱(POP)は排尿困難,頻尿,残尿増加など多彩な排尿障害を引き起こし,解剖学的異常と神経生理学的変化が複合的に関与する。外来での保存的管理では,便秘改善を中心とした生活指導,骨盤底筋訓練(PFMT),ペッサリー療法が主要な選択肢であり,随伴症状に対して薬物療法を併用する。排尿障害が顕著な例,反復性尿路感染や高残尿,進行したPOPでは手術治療の有効性が高い。治療選択には,解剖学的異常・機能障害・QOL・患者希望を総合的に評価することが重要である。

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