特集 CQ&図解で学ぶ 生殖医療の基礎講座
企画者のことば
堀江 昭史
1
,
村上 幸祐
2
,
松村 謙臣
3
Akihito Horie
1
,
Kosuke Murakami
2
,
Noriomi Matumura
3
1医学研究所北野病院産婦人科 主任部長
2近畿大学医学部産科婦人科学教室 講師
3近畿大学医学部産科婦人科学教室 教授
pp.1145-1145
発行日 2025年11月30日
Published Date 2025/11/30
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003591
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生殖医療は,患者さんやご家族の人生設計に深くかかわる重要な分野です。不妊に悩む人々に寄り添い,妊娠・出産という大きな目標をともに実現していくことは,産婦人科医にとって大きな責務であり,やりがいでもあります。世界で初めて体外受精児が誕生してから40年以上,日本で初めての体外受精児誕生からもすでに数十年が経過しました。その間に顕微授精(intracytoplasmic sperm injection;ICSI),胚盤胞培養,胚凍結保存といった技術が標準化され,今では年間数万件の体外受精出生が報告されるまでに至っています。少子化や晩婚化が進む社会において,生殖医療は今や欠かせない医療の1つです。

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