特集 世界の潮流についていこう! 婦人科がん診療2024
企画者のことば
松村 謙臣
1
Noriomi Matsumura
1
1近畿大学医学部産婦人科学教室(教授)
発行日 2024年4月1日
Published Date 2024/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002912
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最近,婦人科がんにおいて免疫チェックポイント阻害薬や抗体複合体薬を中心に,活発に臨床試験が行われるようになり,その診療が大きく変わろうとしています。そして新型コロナウイルス感染症の流行を契機に製薬企業によるWebセミナーが頻繁に行われるようになったため,新規に保険承認となった薬剤については情報が得られやすくなっています。しかし,欧米で行われた臨床試験で有用性が証明され承認されている薬剤であっても,わが国では未承認の場合,製薬業界の規制のために情報が得られにくいという問題があります。本特集では,海外では導入されつつあるものの,わが国で保険未承認だったり,一般には行われていなかったりする診療を中心に取り上げて,エキスパートの先生方に執筆していただきました。
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