特集 子宮頸がん予防の最前線
5.指針改正におけるHPV検査単独法と運用のためのマニュアルについて
森定 徹
1
T. Morisada
1
1杏林大学医学部産科婦人科学教室(教授)
pp.979-983
発行日 2025年10月1日
Published Date 2025/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003537
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2024年2月に『がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針』が改定され,これまで行われてきた細胞診単独法に加える形でHPV検査単独法が記載された。HPV検査単独法では検診プログラムが複雑化し,質の高いスクリーニングプログラムを維持することが難しくなってくることも危惧されている。改定された指針を補完すべく,HPV検査単独法の実際の運用を定めた「対策型検診におけるHPV検査単独法による子宮頸がん検診マニュアル」が作成されている。HPV検査単独法の導入に際してはマニュアルに則った適正な運用が必要である。

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