合併増大号 今月の臨床 産婦人科感染症の診断・管理─その秘訣とピットフォール
HPV感染症
HPV検査の活用法
村上 功
1
,
岩田 卓
2
,
森定 徹
2
,
青木 大輔
2
1国立病院機構東京医療センター産婦人科
2慶應義塾大学医学部産婦人科学教室
pp.150-157
発行日 2018年1月10日
Published Date 2018/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209243
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●HPV検査は,ハイリスクHPV一括検査とHPVタイピング検査に大別される.おのおのの特性および適応についての理解が必要である.
●HPV検査を取り入れた検診のメリットは,病変の発見感度の向上と検診間隔を延長できる可能性である.ただし特異度の問題,検診のマネジメント面での問題など,解決すべき問題点が存在する.
●子宮頸がん検診は一般市民に対してより一層の啓発活動や受診推進が必要である.さらに,検診手法の合理化や検診間隔の適正化についての検討も急務である.
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