Japanese
English
今月の主題2 ウイルス性胃腸炎
ウイルス性胃腸炎の検査・診断
Diagnosis of viral gastroenteritis
沖津 祥子
1
,
牛島 廣治
1
1日本大学医学部病態病理学系微生物学分野
キーワード:
ロタウイルス
,
ノロウイルス
,
免疫クロマト法
,
PCR法
Keyword:
ロタウイルス
,
ノロウイルス
,
免疫クロマト法
,
PCR法
pp.65-72
発行日 2013年1月15日
Published Date 2013/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103318
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■ウイルス性胃腸炎の主たる起因ウイルスとして,ロタウイルス,ノロウイルス,ヒトアデノウイルスがあるが,その他にも多数のウイルスが検出されている.
■ロタウイルス,アデノウイルス検出には免疫イムノクロマト(IC)法のキットが市販されており,感度,特異性も高い.
■ノロウイルスのICキットも開発が進んできたが,ウイルスの変異や流行株の変遷に対応するために常に検証し,さらに今後も感度上昇や非特異反応除去などが必要である.ノロウイルスでは遺伝子検出キットも市販されている.
■遺伝子型の検索や近年検出された新たなウイルスを調べるためにはRT-PCR法や配列解析が必要である.
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